タダ乗りみんな大好きだな
タダ乗り・フリーライド。
中国ではよく見かけますが日本でも最近多いですね。
まあいわゆるまとめサイトも他人の書き込みを掲載してアフィで儲けるというタダ乗りの極みみたいな存在なわけですが、こういったデジタルのタダ乗りも多いですが中国ではまだまだブランドのタダ乗りが多いです。
所謂ブランド品のコピー商品自体は減っています。豊かになるにつれやっぱり本物がいいよねということで本物も売れるようになりました。ただここ数年は伸びが鈍化して各ブランドも焦ってますね。
LVMHやスイスの時計メーカーなどが凄まじい家賃の商城にバンバン出店していますが、そのうちゆっくり減らしていくのでしょう。今無駄に多すぎるので。
さて、ブランドというのは当然ブランド品だけではなく、あらゆるサービスや商品に存在します。一定の知名度(ブランド力)のある商品やサービスを騙れば比較的安易且つ低コストで収益を上げることができるので、商魂逞しい中国では引きも切らずブランドのタダ乗りが蔓延しています。
中国に長く住んだ日本人は、中国人大好きという人と大嫌いという二極化する傾向があるんですが、ビジネスベースでやっているとやっぱり嫌いになる可能性が高いと思います。ひどい相手は本当にひどいですからね。
でも、どういう相手と取引するのかというところから我々は試されていて、騙されたりお金を取りはぐれたりするのは少なくとも半分は自分が悪いんですよね。
日系企業はやっぱり島国の相互監視システムがベースにあるので余程のアウトローで無い限り道理のある請求に対しては必ず払いますし。
海外で日系企業が仕事をするってことは相手のルールで仕事をするという事なのでその辺はやっぱり勉強していくしか無いと思われます。
ブランドを育成するにのには基本的に長い時間と費用がかかります。それを無料で奪おうという行為なので、こういったフリーライドに対して厳罰を課せるようにならないと国家としてのレベルは上がりません。
そういう意味でこの国はまだまだではあります。立法行政司法の三権分立というのは例え建前でもやっぱり必要な仕組みだと思います。
そして一方でブランドオーナー側でも簡単に真似されるようなものでは大したブランドでは無いという見方もできるかも知れません。
ペラッペラのTシャツにロゴ一個で1万円とか、まーそういうのは真似されても仕方ないんじゃないのって気はします。まあブランド側もそういうのは何とも思ってないと思いますが。真似されない品質というのもある程度必要ですよね。
かくいう私も現在こちらで行っているサービスにおいて契約先が契約内容を大きく超えた違約状態での販促活動を開始してしまい、厳しく対応しなければならんなと構えているところでもあります。
面倒ですが見逃すと図に乗るからね。頑張ってやっつけます。