上海に居ながら日本を考える

上海にやたら長く住む日本人が中国と日本を比較しながら様々なことに思いを馳せるよ

老後リスクをどう捉えるか

団塊ジュニアの皆さんこんにちは!

広義においては70年代生まれ全てが団塊ジュニアだそうですが、私の感覚だとやはり71~75の5年間に生まれた層のイメージが強いです。

 

さて、この世代を語る際によく出てくる生涯未婚率ですが当然年々高まる離婚率も見過ごせないわけで、出典出すと面倒なのでソース無しですがまあ大体2030年くらいにはこの世代の半分が独身(未婚・離婚)なんですって。

 

流石に60歳になろうという年齢ですからこれから結婚というスキームはナンセンスでしょうし、給与も減ってくるわ体も動かなくなってくる、必死にある程度のお金は貯めたけど巷でよく言う老後には最低5000万円は必要とか言うやつには全く届いていない、、みたいな層がすごい量で発生するわけです。

 

いや、俺は(あたしは)結婚しているし子供もいるし家も買ったから負け組じゃないのさって人もそれはそれで多いとは思うのですが、既に地方では不動産価値ゼロで無料で土地が手に入る状況の中、2030年に果たして自分が頑張って買った物件にどこまで資産価値が存在するのかはあまり楽観的にはなれません。

 

なんかもうお先真っ暗みたいなニュースが多いですけど、よく考えてみてください。人間、ある程度の食事と寝るところと最低限の衣服があれば別にお金が無くたって生きていけるわけです。もう60歳で物欲も無いでしょ。本と少しの友人が居れば十分な気もしますね。

 

その位の歳になってから始まる高齢者向けシェアハウスとかもありえるかも知れないですね・・・。ただ更年期障害とかですげー我儘になってる人も多そうだから知らない人とは暮らしたく無い。だから孤独になった大学(高校)時代の友人とかで改めて集まって共同生活したりするのも良いかも知れない。

どうせその頃はちょっと都会を離れれば家なんかタダなので、田舎に引っ込みつつある程度潤沢な資金でネット購入して足りないものを買いつつ、畑とかやったり趣味の工房作っちゃったり小説書いてなろうに投稿したりして意外と優雅な生活ができるかも知れません。

 

大事なのは世間に押し付けられた幸せのモデルとか価値観を早く捨て去ることだと思っています。自分だけが満足すれば良いのです。そして近い価値観の友達が数人居ればどこでだってきっと生活はできてしまうし、ダメだったら死ねばいいんです。幼くてして亡くなってしまう可哀想な命が世界中に溢れる中、それだけ生きればもう既に十分なんですよ。あんたよくやったよ・・・

 

生に固執しなければ老後の選択肢は驚くほど増えることを想像してみて欲しいです。

 

なまじ80歳とか100歳まで生きたらどうしようとか考えるから金だの介護だのって無駄に考えなければいけないことが増えるのです。

散々準備して子供もいないのに貯金して、脳梗塞で意識も無いままただベッドに寝てるだけになったらどうするのか。その生に価値はあるのかい?

 

私は40代前半ですが、ある意味もう十分に生きたと思っています。あとは稼げるうちに稼いで自分で考えるラストを楽しく過ごし、満たされたらそれで終わりにしようと思っています。怖いのは老後に生にしがみつくような動物みたいになってしまう事だけ。