上海に居ながら日本を考える

上海にやたら長く住む日本人が中国と日本を比較しながら様々なことに思いを馳せるよ

外国人マネジメントとは、即解雇できる仕組みを作ることでもある

マネジメントのやり方に、成功可能性を高めるものはあっても成功を約束するものはありません。

自社の状況や雇用対象の状況によって必要な要素は代わり、こうすれば確実に成功するというものは無いことは当たり前のことでもあります。

 

日本人はそもそも外国人を管理することに全く慣れておらず、村社会で育ってきている人が多いため適性を持つ人は殆どいません。

そして、外国人社員を雇用していくうち、日本では流石に考えられない想像を絶するトラブルを持ち込む社員はいずれ出てくる可能性が高いです。

また、外国において日系企業が社員を解雇することは日本で行う以上に法律的に問題が多いこともあります。

会社にマイナスをもたらす存在を何ヶ月も飼い殺す必要があるかも知れません。

 

だからこそ予測不能な事態が発生した際のリスクマネジメントを行うことが外国人マネジメントにおいてある意味最も重要なことだったりもします。

 

やれ国民性を理解しろとか、日本人によくある性善説で信頼すれば応えてくれるとか、適正な対価をしっかり決めておくとか、まあ色々語る人は沢山いますし、別にそれはそれで正解でもあります。

 

しかし、外国人を雇用し続ける限り、いつかとんでもない奴に当たります。それはもう交通事故です。

そしてその時に備えていない限り、少なくないダメージを会社に与え、最悪の場合上司であるあなたの人生にも大きな悪い影響を与える可能性すらありえるものだと思ってください。

 

解雇に関するその国の法律、雇用契約を如何に不備のないものにするか、辞めさせる必要が出た場合にどのようなプロセスが必要でどこまでお金が解決できるか、ここのリスク管理に予算をケチるべきでは無いと思います。

 

日本でもモンスター社員などと言う言い方もありますが、外国人の場合それはもうレベルが違ったりもしますので皆様くれぐれもご注意を・・・