悲しむことを忘れた日本人
海外にいるため、日本の情報はどうしてもネットに依存しがちになります。
そのためかも知れませんが、どうも最近の日本人は怒ってばかりのような印象を受けています。
「イラつく」「モヤモヤする」「ムカつく」など怒りや不満に関する表現が増えています。特に女性に多いですね。
これら怒りに関連する言葉の増加に反比例するのが悲しみの表現です。
喜怒哀楽の哀、悲しみ、哀しみ。
本来、自分ではどうしようも無い時に感じるべき感情は悲しみであるはずだと思うのです。昔の本を読むと悲しみの表現に溢れています。
しかし最近はどうでしょうか。
日本人は本当に悲しまなくなったように思えます。
文化が発展し、できる事が増え、我慢をする必要はどんどん薄れています。
我慢をする経験が少ないため、赤子のように癇癪を起こす。そんな人が増えているのではないでしょうか。
足ることを知らず、求め、怒る。
内面の幸福からは程遠いですね。
物質的文明から精神的文明の発展に資源を移さなければならないと強く感じています。