上海に居ながら日本を考える

上海にやたら長く住む日本人が中国と日本を比較しながら様々なことに思いを馳せるよ

顧客体験のその先へ ~中国のOMO~

bizzine.jp素晴らしい考察の記事だと思いました。最新の中国を知る意味でも是非長いですが読んでもらえればと思います。

 

日本の弱点として、共存共栄を図るための住み分けが進んだ結果得意とする事業分野以外への投資や挑戦が明らかに鈍いという事があると思います。

10年以上前からITの活用という言葉が叫ばれつつも、それは既存事業の効率化であったり深化に留まってしまいこの事例のようなユーザーの体験を軸に広く事業を構築していくとか投資していくといった会社は皆無ではないでしょうか。

 

この事例を見て危機感を抱かない経営者はいないと思います。

 

しかし自社に置き換えた場合、どのような展開が考えられるのかを可視化できる経営者もまた殆どいないでしょう。

 

これを日本の会社で置き換えて戦略を立案できるコンサルタントや企業担当はこれから輝くでしょうね。しかし日本企業は〇〇だからできない、〇〇のリスクはだれが責任をとるのかといったネガティブ役員だらけですのでこの辺の無能を切っていくことが経営者の責任なのかなと思います。

 

無能とされないためにはひたすら勉強して思考と検証を重ねるしかありません。

新たな価値を受け入れられないように感じたら、自分は最早お荷物であることを認識した方が良いです。